2022年11月27日に投稿
ちなみに、講師の人がある授業の中でホットハンドが存在しない可能性が十分にあることを伝えたら、その授業を受けていたバスケ選手の一人が突然怒り出し、机を叩きながら「ホットハンドは存在する!私にはホットハンドがある!」と言ったそうです。 そこまで強い思い入れがある人もいるという笑い話でした。
ジョーク的に、実況や解説が良いFTシューターとは何かについて語った時とそうでない時で比較するべきという話が出ました。
今x本連続で決めてますと話した後の成功率など、アナウンサーの発言とホットハンドの関係性も意外と面白そうなトピックかもしれませんね笑
分析を進める際に事前に仮説を立てたり、自分なりの信念を持ったりする方が考えやすい面は多いですが、一方で仮説や信念に対して懐疑的に捉えておかないと、ただ信じたいものを信じるだけになってしまいがちというのは自分も実感があります。
そして、懐疑的に捉えるための一つの案として、どういうエビデンスがあれば仮説や信念が否定されるのかというのをあらかじめ考えておくのは分析にとどまらず、日々の生活でも重要なのかなと思います。
フィットの概念に関して、そんなの当たり前ではと思われるかもしれません。
ただ、これを明示しておくことで、この後の分析や考察で考慮するべき点が洗い出しやすくなる(例えば、シミュレーション時に複数のスキルを定義しないといけない等)ので、逐一言語化することは重要だと考えています。
この後に、どのエリアから打ったらどのエリアにどの程度の確率で返せるかを設定して、そこからシミュレーションを行うので、ここで条件を設定しています。
俗に言う「Win - Winトレード」は、これの具体的な例と言えるでしょう。
ただ、場合によっては「Lose - Loseトレード」も起こりうるのが悲しいところです。
・成績の悪いプレイヤーは長い時間プレイしない傾向にある(その前に解雇されたりする)ので、低い数値は出づらくなることに留意
例)アンソニー・ベネットはWSがマイナスになる前にカットされたので、1位指名権のlowestにいない
・具体的な選手名も併記することで、見る側にとってイメージが付きやすくなるようにしている
例)1位指名の選手の活躍度合いは、大体Dwight Howard(75% quantile)からAndrew Wiggins(25% quantile)の間に収まる傾向にある等
最終的に指名権の価値を1つの値で表していますが、個人的には分布を出せる形にしたほうが意思決定しやすいなと感じています
(少なくとも、x以下の価値にはならなさそうだったり、確率は低いけど一発逆転も狙ったりできる、といった意思決定もありうると思うため)
ふと思ったけど、ある日時点でのスタッツを再現できる機能があるとイメトレに使えそうですね。
(例えば10節終わった時点での結果を見て11節の試合のイメトレするみたいな)
これがあると、11節の結果も使って、次の試合の準備として何を見るべきかを議論しやすくなりそう
実際に出してみましたが、成功率に変換すると極端な値になるのと、シンプルなやり方との違いは今のところ分からずです